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2008年7月

2008年7月12日 (土)

家の具

Img_1774_3 家具は人の生活に寄り添い、彩りを与えるもの。そう、字の如く家の具である。

自分ではない誰かのためにテーブルをつくる、椅子をつくる、食器棚をつくる。そうして誰かの生活の一部を任される。家具職人とはなんて幸せな職業なんだろうと思う。このちゃぶ台、未確認飛行物体のようないで立ちであるが、まぎれもなく幸せな食卓を演出するちゃぶ台である。依頼主は新婚ほやほやのご夫婦。自分にとっても特別な存在だ。特別な人からの依頼、加えて新婚と聞くと俄然やる気が出る。

それにしても、新婚さんのために家具をつくるのは一体何度目になるだろうか。毎回同じようなプレッシャーを感じる。しかしどんな場合でも、つくるにあたってクリアしなければならない条件は様々あるが、何よりも大切にしていることは邪念を入れないこと。ものにはつくり手の念が入ってしまう。だから幸せな気持ちで制作に臨む。そうして送り出された家具が誰かの生活を少しでも彩りあるものにしてくれたら嬉しい。なんだか自分がものづくりをする根底にある理由を確認できたような気がする。

漆が乾き次第納品。あとのことはこのちゃぶ台に任せることにしよう。

しゅうさん たまみさん お幸せに。

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2008年7月 5日 (土)

私事ですが・・・

Img_1763_6 東京の八丁堀からはるばるこの村上に越してきて一年と四ヶ月が経ちますが、越してきて間もない頃、飯を食らうためのテーブルがないことに気づき急遽つくることになったのがこのケヤキの一人膳。お気に入りの一品であります。

15ミリの薄板の板組みであるところ、heightが240ミリとやや低めにしてあるところ、この2点が彼の特徴であります。今日はそんな彼の一年ぶりのメンテナンス。天板を磨きなおしてオイルを一発かけちゃいました、むふ。その姿はまるで散髪に行った小学生のようにつるつるぴかぴか。それは言い過ぎですが、とにもかくにも一年前のそれとはまた違った表情を見せてくれました。メンテナンスを施す瞬間に無垢材の良さをあらためて感じます。

ありがとう膳ぞう君、ありがとう無垢の木材たち。無垢材万歳。

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2008年7月 4日 (金)

お茶漬け椀

Img_1760 ちょうど一年前、友人に頼まれてつくった椀と再会。

つやっと光るその訳は「溜め塗り」という漆の仕上げに因るものであるが、しかし、相変わらずのつやっぷりである。

つやつやつやつや、いつまでも眺めていたいものだが明日持ち主に返却する。 

過去に手がけた作品と再会を果たすことはよくあるが、会いたい奴と会いたくない奴がいる。納得できたものとそうでないもの、ただそれだけの違いなのだが、作り手にとっては傷のように残る。

この溜め塗りの椀のように再会を喜ぶことができるものづくりを今後より多くしていかなければとあらためて考えさせられた一日だった。

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テレビ取材??

Photo レポーター:「閃屋さんの家具の特徴は?」

カワナベ:「はい。木の魅力、質感を損なわないように、長持ちし、あきがこないようにシンプルなデザインを心がけています。たとえば栗のダイニングテーブル。栗の木の特徴である、小さな節をそのまま使い、木の手触り、質感を損ねないように自然塗料で塗装しました。木の魅力をたくさんの人に伝えて生きたいと思います。」

というテレビの撮影をしました。放送は12日の17時25分から30分の間の1分間。時間が合う人はみてください。(UX新潟テレビ21です)

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