気に入った人と気に入ったもので
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これは閃屋としてではなく完全に私的な活動として取り組んでいることであります。
とはいっても、良いものが自分から出てこなかったり、日々の仕事に追われてしまったりで結局出せずに締め切られてしまうことがほとんどですが。
でも来年こそは多少無理をしてでも数多く出品できるように、と今から意気込んでいます。
賞金、つくり手としての興味、入賞すれば多少箔が付くなどなど、まぁコンペに出す理由はこれ以外にもいろいろありますが、なによりも大切なのは今の自分を自覚できること、他者のものを目で見て、実際に手で触れて、自分の程度の低さを感じること。これに尽きる。 と思います。
つくり手としてより高い境地を目指すためのカンフル剤みたいなものですね。
日常の仕事をおろそかにせず、つくりてとしてのレベルも着実にあげていく、これはつくり手としての生涯を終えるまでの自分の指針です。
2007年は富山の高岡クラフトコンペで器をつくり、漆マテリアル賞をいただきました(写真)。これも、結果よりも他の多くの出品作品に触れられたことに大きな意味があったと感じています。
これに満足することなく日々精進です。
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特注物を日々つくるという仕事をしていると何ヶ月かおきにきまって湧きおこってくる感情がある。
それは、「感覚で適当につくってみたい。」 という気持ち。
機能性を無視した、言葉では説明できない感覚的なものづくり。
これがものすごく気持ちいい。一種のストレス解消です。
画像手前にあるテーブルとスツールもイメージをそのまま形にしたもの。
steelの脚に15ミリ厚の天板がのっかってるだけの台。一応作業台兼ダイニングテーブルのつもり。それと、ちょこんと座れる作業用スツール。これは完全に作業用。前傾気味で攻撃的なものが前から欲しかったのです。
おそらく、作家さんといわれている人たちはこんな毎日を送っているのだろう。もちろんご苦労はあるだろうが、やっぱりちょっとうらやましく感じる。というより尊敬に近い。
自分もこれがただのストレス解消ではなく、メインのものづくりになることを夢見て明日からまた頑張ろうと思う。
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う、美しい。
日頃お世話になっている塗師屋(漆職人)さんの仕事場へこのスツール(写真右)を受け取りに行った時の僕の第一声である。
光沢がありすぎて、下地が木材であることを忘れてしまうほどだが紛れもなく漆の下に在るのは無垢の銀杏。
銀杏の無垢材に花塗りという技法で黒漆を施してあるわけでございます。
しかし、これ、不純な動機ではありますが、自分用につくりました。
しかも贅沢なことに実用ではなく、鑑賞用に。
この漆の美しさを眺めながらの毎日の生活、自然と安らぎやゆとりが生まれる、こういうことを豊かであるというのだと思います。
皆さんにも是非、気持ちが豊かになる何かを持って日々を過ごしていただけたらと思います。
ちなみにですが写真左はケヤキでつくったものです。(脚:銅煤染仕上げ)これは実用タイプです。
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