ローテーブル3
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本来、「ちぎり」という言葉には兄弟の契りを交わす、契りを交わした仲、というふうに、将来のことを約束する、大切な人と交わり深い仲になる、といった意味合いがある。
しかし、実はこの言葉、木工の世界でもしばしば使われる言語である。
45度で切断された板同士を接合するとき、普通、強度を出すために様々な細工を施すのだが、切断面を何の細工もなしに接着する場合、二枚の板が交わる接合部に平行に切り込みを入れ、その切り込み部に「千切り」といわれる補強材を入れることがある。
表面積を大きくすることで接合強度を高めるという狙いがあるのだが、意匠的な意味合いも多分にあるといわれている。
契りと千切り。
この二つ、字も本来の意味も違うが、木工で使われるこの千切りという言葉はやはり「契り」からきているような気がしてならない。二枚の板を繋ぎ止めるかすがいのような存在、隣り合った板同士がその千切りを共有しているように見えてしようがない。ただ単に美談にしたいだけなのかもしれないが・・・。
千切られた木端、という見た目だけで、千切りと言われているのであれば、ぜひ改名してもらいたいものだ。
四方転びのトレーをご覧の際は、ぜひこの「ちぎり」にご注目を。
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